【後半】未知の国イランへ行ったらディズニーランドみたいだった
イランの方に
「どの街オススメ?」
と尋ねると、みんな口をそろえて
「エスファハーン」
という。
バスに乗ってそこに行く事にした。
【エスファハーン】に早朝5時に着いた。とにかく眠い。

旅先で出会った友人達とホテルを探した。
その人たちが持っている、地球の歩き方に載っているホテルを訪れたが、値段が跳ね上がっていた。
ホテルはその辺に沢山あって、高級ホテルの受付の人に安いホテルはないか尋ねると『TOTIA HOTEL』と言われた。
行ってみると豪華。
料金を尋ねると、めちゃくちゃ安かったから即ここに決定した。

ホテルで韓国人の女性に会った。
韓国女性「チョゴリ(民族衣装)持って来てて」
私「じゃあ、それ着て一緒に歩こう」
韓国女性「…マジで?」

そのまま、広場に行った。
ちなみに、私この国では良く
「おしん!!!」
と、言われる。ずきん被って奉公に出るシーンに似てるらしい。
そして、イランでおしん流行ってるらしい。
今日、新しいスカーフの頭の巻き方を発見したから、それを試して街を回ると、気分が全然違う。首元を覆わなくて良いから、涼しい。
浴衣とチョゴリで歩いていると、色んな人が色んな人が見てくる。

この街で一番の観光スポットは、この広場。

広場の周りには、土産やとモスクがある。
昼食はその韓国女性おすすめの店に行った。
パンみたいなものをスープにつけて、チャイを楽しむ。
味は微妙だったけれど、雰囲気は良かった。独特で。

街を歩いていると、なんかどこか引っかかるものを見つけた。
何か違う。
広場の近くには、お土産屋さんが沢山ある。
イランは、よその国から観光客があまり来ないから、いわゆる外人向けの「ポストカード」とか、「ぬいぐるみ」とか、そういうのがない。
お土産屋さん自体、この街の広場付近くらいで、他の街にはあまり存在しない。だから商品も変わったものが多い。

どれも安い。
でも、お皿とかは1000円するみたい。
お茶菓子セット(べっこう飴のようなもの)は、大きな箱で色々入って200円。

まったりご飯を食べていると
外にこんな格好した子供がいて驚いた。
夜は、橋に向かった。途中、日本人に会った。
「浴衣で橋に行くと、20人くらいから囲まれるよー」
と、言われた。

ざっと、100人くらいから声かけられたと思う。20人どころじゃない。
座っていると、声をかけられる。
橋は確かに綺麗だった。でも、渡るのが一苦労。
渡りきるまで、とにかく色んな人から声をかけられた。ここに来て、撮られる事に慣れた。

そのまま、昼間行った広場へ向かった。
夜、23時くらい。物凄く人が多い。
昼は暑いから行動せず、今日は木曜日だからか(宗教上イランは金曜日休み)人だらけだった。
一歩、広場に足を入れると、即声がかかる。お茶会が始まる。

夕食もごちそうになった。パンにペースト状の何かを付けて食べるもの。少しグラタンのようなクリーミーな味がした。だけど、酸味がある。初めて食べる味が、イランには多い。

何の気なしに、子供のイラストを描いてあげると、囲まれた。
そこから、色んな親や子供が並ぶ。暗いから物凄く下手な絵になったけど、みんな欲しがってくれた。友人を見ると、折り紙を必死に折りながら、子供たちに囲まれていた。
1時くらいにホテルに戻ったけれど、広場はまだ人がいっぱいだった。
子供はいつ寝るんだろう。

次の日、バス停に行ってバンダラアッパースという街へのチケットを取った。
エスファハンで出会った日本人2人と一緒に。

売店でアイス買った。
ナイスカラー

イランの南の方にある街。ここから、ドバイ行きの船が出る。(片道5000円)
友人達はこの街まで一緒についてきてくれたけど、そこからは、また一人。
バス停で友人達がガイドブックを読んでいると、わらわら人が集まってきた。

地球の歩き方大人気
バス会社の人が、何故かお店の中に入れてくれた。

イランの南の街、バンダレアッパースについた。

英語がほぼ通じない。イランでもあまりポピュラーな観光地ではない。蒸し暑くて、ぐったりする。
この街は、目だけ赤と黒の仮面をつけた、バンダリーという女性達が住んでいる。
浴衣と、バンダリーが一緒に写真を撮ることなんて、人類初だと思うし、この先もないと思う。ぐったりしてるけど
ちなみに、この仮面は300円くらいでお土産として売っている。
市場を歩いて砂糖を買った。
お土産に欲しかったから。イランの砂糖をお母さんたちと、紅茶で飲みたい。イラン式の飲み方で。
この街は少しガラが悪い。でも、バスターミナルが一番ガラ悪かった。穏やかな感じではない。
オマーン湾が見えた。
なんか汚かった。ヘドロの臭いがした
見るところは沢山あるのかもしれないけど、暑すぎて動けないから、ケーキ屋さんでゆっくりした。ケーキが多分4日くらい放置してたものだと思う。物凄く硬い。不思議な味がする。
友人たちと別れ、ドバイ行きの船に乗った。
イランは、基本人が優しくて素敵なところだった。ネットが規制されているし、カード使えないし、ご飯は不味い店が多いし、突っ込み処が色々あったけれど。
歩いているだけで、ここまで歓迎された国はない。
ただ、情報が漏れることを恐れる秘密国家だし、アメリカと仲が悪くて、危険な地域のみ世界的に取り上げられ、まるで国中とんでもなく恐ろしいところと思われている。それが、なんとも言えない気持ちになる。
そして、女性は髪を覆わなければいけないけれど、何故かヘアーアクセサリーが結構売られていたのが印象的だった。多分、家用。帽子も豊富だけど

この国では、色んな人にお世話になったから。イランの良いところを多くの人に広めていきたい。
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